うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
稲の穂は黄金に実り首垂る 台風来ぬを そっと祈りぬ
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杜鵑草
初盆は千々に心の砕けにきまたかかる目に遭ひもこそすれ
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横井 信
夕暮れの畑で少し草を抜く日照りの続く暑い一日
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只野ハル
ベランダのプランターに水をやるシャワーの後の滴もあげる
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只野ハル
口中に残るビールのほろ苦さやな思い出のトリガにしない
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只野ハル
体表に触れる空気の感触が好きベランダで遠くを見てる
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薫大将
雉猫が庭を横切る昼下がり昔飼ひたるあの子に似たり
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へし切
秋の声聞けど 陽ざしは夏の空 喉越し涼し啜る素麺
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舞
何気無く髪かきあげる仕草とかおみな性なるランドセルの子も
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び わ
手話の会中途難聴サークルの活動維持の壁に直面
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茂作
うれしくも妻を呼び來て共に聞く この夏の日の鶯の聲
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音蔵 雅秀
エース抜け四人で奮闘 体操の 女子団体は 限りを尽くし
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音蔵 雅秀
岡選手 団体個人総合の 初の舞台で 金に輝く
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音蔵 雅秀
弱々し子猫の鳴き声聞こえおり 気にはなれども 飼うは叶わじ
1
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音蔵 雅秀
のしかかる 背負う日の丸 重かろう ただ頑張れと言うは易けど
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笹舟
夏陽より陰に逃るる魍魎も 夜涼みすれば人に出で逢ふ
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横井 信
玄関の扉を開けて吹く風の柔らかくなる八月の朝
12
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恵雪
梅香る酢の物 出番増え来たり 暑さ残れる夕餉の膳に
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兎桃
道細み譲る間に声すれば存外長く話は続く
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波端
七月の石蕗散りぬわがうちに滅びの種子は結びたるかも
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