うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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滝川昌之
一等星ばかりか天（そら）は微細なる僕らのような星もちりばめ
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灰色猫
糞がつくほどにまじめに生きてやる笑われたって笑い返すな
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灰色猫
凶作の年に生まれて死んでゆく命のように蝉時雨は降る
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みのる
むくむくと地平に起こる雲の峰夏は構はず押し寄せて來る
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夕夏
ごーとぅーよやくまえばらいしないならじぎょうしゃきゅうさいできぬだろう
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うすべに
芝刈り機 蝉鳴く声にせかされて 燃える陽ざしにうんうんうなる
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夕夏
てをあらいますくしてそっぽむいてはもうどうにもとまらないころな
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灰色猫
翼など生えてないけどこつこつと夢に向かって滑走中さ
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灰色猫
しゅわしゅわをぐびぐびしながらぷにぷにをもみもみしてるごろごろなあさ
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樟明子
ぼたぼたと汗に塗れつて歸り着く植ゑてないのに夏水仙の咲く
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夕夏
けいじばんしりとりせんりゅういがいにあたらしきばはみつからぬかな
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夕夏
かんじかくふりかながきになるおくりがなおんくんしらべただすうた
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青色銀河
優しさで出来てる星がひとつくらいあってもいいね。行けないけれど。
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青色銀河
クローバー見渡すぼくらの遠くに町のような淋しさは透ける
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山崎ふゆ彦
朝からの雨がようやく降りやみて夜の静寂に匂う「くちなし」
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夕夏
こくどかいぞうろんもはりぼてなかみなくもくてきもなくずるずると
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夕夏
にっぽんがねんきんししゅつへらすころなりこうろうしょうがもらえらむ
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里香
ただ汝れは 瞼を閉じよ 肌ざわり かすかな吐息に 我を知るべし
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雲居の月
さみだれの雲居に通ふほととぎす春のなごりを空にとどめて
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樟明子
雷と風の暴れる嵐の日雨降りやめば胡瓜の長し
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