うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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シダ
山染まり写真機の人の遠ち近ちに「映え」を求むる狩のさまなり
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シダ
秋山に向くる鏡玉の径広く山の紅葉を狩り尽くす眼ぞ
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夕夏
にほんごはおもてなしかなそんたくやせんせいぎぜんたいしょうろあく
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稲千代
ほろほろと傘を打ちたる秋雨の音をききつつ一人ありけり
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みをつくし
やうやうに金木犀の香運び來る風すきとほり街は秋色
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樟明子
苦瓜の黄色い花は天仰ぐ明日はきつといい日になると
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緒川みるな
秋の暮れ 夕な夕なに 伸びてゆく 影の法師は 地の終てまでも
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梅星
旅衣ひとり竜田のもみぢ葉の錦散り敷くはなむけの風
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草木藍
代萩に負けて薄の消え行けり絶滅危惧種となりはせぬかと
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うすべに
登り来てお大師さまに手を合わす 昔の人も聞いた川音
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深谷真雪
金木犀ひと夜のうちに咲きにけり訪ひし神の残り香纏ひ
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ＫＥＮ
ひさかたの 月より舞ふと 覺えけり 夜一夜積もる 桂花匂へば
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南都
しきしまの大和のものもまたよしと多樣を示す撫子の花
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トウジさん
生り物は猟人なくに腐れ落つ人も烏も寂しからづや
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稲千代
秋の夜の道に響かふ虫の音にかさねて響む人々の音
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森川
高き空 風爽やかな 秋の午後 陽だまりの中 猫もまどろむ
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是瓜
皆全部とけだしそうな夜の下君の声だけ輪郭を持つ
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つばす
朝ぼらけ月と金星が大接近 美しい一時をコーヒーで乾杯
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宇佐木芙和子
熒惑の明々燃ゆる瞬きに指を翳さば紅玉の如し
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うすべに
すこしずつ火星の色を吸い取って 熟し始める庭の柿の実
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