うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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夕夏
ういるすがかふんくしゃみでひさんするますくをはずすじせつもはずす
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鞘森天十里
春雨のあとに洗車機列なりてピカピカにしても傷は消えざり
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へし切
白銀の 霜と見紛ふ吾が頭の 色もはかなし 歳重ねつつ
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千映２
もっともと自分磨きの時欲しとコラージュ魅力にどんどんはまる
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舞
「コイなどを みだらにすると 罪となる」 ときめかせては ゴミ読み違い
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つばす
暖かい日差しに目覚め土中から 真っ黒なクモ最初に出でし
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詠み人知らず
名にし負はば いささ小川の都橋 ことの謂はれを吹き語りせよ
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こるちぞう
結局は少なかつたとこの冬の雪捨て場所に積む雪はなく
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舞
北の春花こそ無くもオリンポスあると思わす遠き夕焼け
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白鷺案山子
百年後の人達に地震の備えを見せつけてあの時勝ったねと言われたい
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ひな ろくろう
音のする空見上げれば久々に飛行機雲といふを目にする
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横井 信
また風のそっと撫でてく少しずつ春の近づく桜の並木
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恣翁
地の中を虫の穿てる音だにも 聞こゆばかりに静けきものを
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Aquarius
親からの遺産はすべて放棄してついでに義務も放棄できれば
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鞘森天十里
早咲きのさくら彩る通り路厳しき人の表情もほころぶ
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Aquarius
クラクションここはひとまず我慢しておかげで彼は事故に遭うから
3
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ななかまど
引き立ての役ひき受けて澄ましおり苺を包む大福の餡
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虹岡思惟造
暮れなずむ川面に映る街灯の光は長く伸びて震えり
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舞
軒下に嵐を待てる雀かな妻の機嫌の斜めなる日は
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灰色猫
声よりも響くあまりに削除するＳＮＳの履歴のすべて
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