うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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フジシロ
かはたれの残寒指はかじかんであなたへ触れるをくちびるだけとし
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とはと
丸型のミルク焦がした文面の宛名忘れて顔に被せて
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とはと
隔りに網戸からから笑い出し乳房晒した朝が溶け込む
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灰色猫
ひとりぶんのびてる影とひとりぶんのびてる影に恋の訪れ
16
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夕夏
もう二度と逢うこともない貴方でも優しい笑顔だけもう一度
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灰色猫
守りたい強くなりたい君のその笑顔がぼくの勇気なんだよ
10
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柳井サラ
「愛されるために愛したんじゃない」消えてなお美しい白鳥座
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あんて
逸らせなくなるからあなたを見ぬようにうつむく足元ももの花ふる
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とはと
背き日に名乗る仮名マリに似て丸く収まる言い訳食べて
1
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行中納言中将知師
春山をおぼろかにする薄霞 翳みなくせよわが恋心
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麻矢
血の濃さよ娘のあごの吾に似る花びらたちは互いを知らず
3
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舞
秘すほどに満ちくる想い少年は初む苦しみを恋と名付けし
6
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つちだゆういち
春分にくれし御心餞別に君は発ちたる散華と共に
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夢士
野の原の繁縷摘みたる幼児の面影遥か夢と消えゆく
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ことほぎす
夏の海その人は來る華をもち その美しさ我は忘れじ
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うすべに
去る冬の風にほどけた赤い糸 きみの庵にも春の雪降る
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夕夏
ちょうじかんねむれぬわれもこのごろはにどねするにもとうかんかくに
2
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羯磨
君が眸に火焔の疾風あるをみて若草の夫となりし日の夜
6
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羯磨
掻きやりてまた梳る彼の指にからまる髮をまた掴まるる
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灰色猫
月面にぼくの笑顔を描いとくね君が孤独にならないように
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