うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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行宮偏（仮之名）
筐底に眠りし５００円からの何か化学（ばけがく）的なトリック
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行宮偏（仮之名）
まだ維持を！転換まえにさらけ出せ一つ二つ三つレコードは
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行宮偏（仮之名）
するするとタイトロープをのぼってく渡るでなくて登ってくのだ
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行宮偏（仮之名）
小回りが利いてるのだろ逡巡を控えながらもよく曲がる線
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行宮偏（仮之名）
突飛だが引き下がるまで持ちこたえようとしている葉っぱ一枚
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草木藍
次々と街の老舗の消えゆきて何処も同じ見馴れた看板
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とこのことのは
目に悪い 子供に叱るその裏で布団にもぐり インスタ更新
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秋蒔こむぎ
珈琲の闇に溶けてく味がしたお砂糖ひとつ我が零るる
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恣翁
春月や 静夜の色に淀みたる川ゆ聞こゆる酔漢の声
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へし切
哀しきは仮の宿りのこの世にも なほ悍ましき人の業かな
14
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舞
拾い来た桜小枝のほころぶと頬染め語る妻は少女に
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夕夏
せいさくでふじさんろくにしゅっせいりつをせめてめざそうにほんこく
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虹岡思惟造
朝掘りのタケノコを売るテント立つ出来の良い子を一つ贖う
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ひな ろくろう
野良猫がいつも散歩に附きくるが吾と子犬のどこ氣に入りし
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積 緋露雪
どす黒い吾が慾望の本質は吾が身を喰らひ消ゆること也
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茂作
いまいちど大和ごころを愛でるかな 左近に咲くはやまざくら花
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横井 信
春雨に新幹線を乗り継いだ旅の終わりに見る青い空
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つばす
楠が新葉をつけて衣替え 俺も丸ごとクリーニングしたい
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積 緋露雪
初めより存在すると思ふまじ森羅萬象邯鄲の夢
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かのん
起きててもなにも起きない夜なのにそれでも何かひみつの深夜
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