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 武谷有人
				
		月明かりほのかに照らす君の部屋カーテンはなくもう君もいない
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					武谷有人
				
		月明かりほのかに照らす君の部屋カーテンはなくもう君もいない
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	 みかなぎ
				
		変わったと見違えたのは僕の方思ひもよらず今気付く恋
		2
				
					みかなぎ
				
		変わったと見違えたのは僕の方思ひもよらず今気付く恋
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	 士心
				
		すきだって言う事さえも罪になる そんな恋などしたくないのに
		1
				
					士心
				
		すきだって言う事さえも罪になる そんな恋などしたくないのに
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	 音波
				
		満腹になったかなって触る手の薬指だけ少し冷たい
		3
				
					音波
				
		満腹になったかなって触る手の薬指だけ少し冷たい
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	 栞
				
		四桁の暗証番号なぞる指 きみの生まれた月日を祝う
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		四桁の暗証番号なぞる指 きみの生まれた月日を祝う
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	 東娘
				
		ショックだと言いつのる人へ刺し網を投げ打つように朝焼けが降る
		11
				
					東娘
				
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	 瀬波麻人
				
		好きな人いるよと君はつぶやいてにへらと笑う俺のことかよ
		7
				
					瀬波麻人
				
		好きな人いるよと君はつぶやいてにへらと笑う俺のことかよ
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	 栞
				
		グラス空け きみからのその一言を待っているだけ あともう一杯
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		グラス空け きみからのその一言を待っているだけ あともう一杯
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	 ふみまろ
				
		淡雪の春のいのちをそよなでるぬくもりほどの汝は人妻
		4
				
					ふみまろ
				
		淡雪の春のいのちをそよなでるぬくもりほどの汝は人妻
		4
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	 由良
				
		年の暮れ行きかう人の群れのなか置いてきちゃった君への想い
		2
				
					由良
				
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		2
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	 由良
				
		根雪が陽ざしを受けて溶けるころ貴方のための私になりたい
		1
				
					由良
				
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		1
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	 宙(そら)
				
		どこまでも 朝陽の足が 續くそら 君と繋がり  ひとつになりて
		3
				
					宙(そら)
				
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	 ぷよよん
				
		麦酒飲む喉仏を見る改めて貴男をオトコと意識した夜
		4
				
					ぷよよん
				
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		4
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	 ぷよよん
				
		飛び立てぬ小鳥は翼なくしたの心の羽根を籠に残して
		3
				
					ぷよよん
				
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		3
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	 ぷよよん
				
		南天の赤きおめめよなぜ泣いた逢えない君を夢見るうさぎ
		5
				
					ぷよよん
				
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		5
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	 游 ききあ
				
		こうやって結局私は拒否される緩い外気に雪融けるよに
		2
				
					游 ききあ
				
		こうやって結局私は拒否される緩い外気に雪融けるよに
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	 ふみまろ
				
		蜃気楼がほんとのキスに変るとき蛍の海に君といる夏
		7
				
					ふみまろ
				
		蜃気楼がほんとのキスに変るとき蛍の海に君といる夏
		7
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	 文月郁葉
				
		冷えている肩先強く強く抱くこの血を熱くしたのはあなた
		2
				
					文月郁葉
				
		冷えている肩先強く強く抱くこの血を熱くしたのはあなた
		2
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	 文月郁葉
				
		黒色のニット脱ぐときこの部屋に夜が生まれるふたりのための
		14
				
					文月郁葉
				
		黒色のニット脱ぐときこの部屋に夜が生まれるふたりのための
		14
		 
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	 文月郁葉
				
		はみ出せる勇気が欲しい今夜だけ私は壊れた玩具になろう
		2
				
					文月郁葉
				
		はみ出せる勇気が欲しい今夜だけ私は壊れた玩具になろう
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