うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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草木藍
夕暮れの高き空舞う鳶たちの高き鳴き声哀しみおびて
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富井高志
初春に寒さ緩みて吹く風の快き朝カササギの聲
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西村 由佳里
夢の中花から花へ飛びまわり春を集める心の中に
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武蔵野
コロナ渦の川原にでたら白鷺が 自由に泳ぐ冬の夕暮れ
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葛城
降り積もる枯葉かぶりて逞しく青を廣げる草の下萠え
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河のほとり
大空の霞まぬままにむなしくてただ花を待つ日数こそ添へ
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蔓葵
風かよふ雪げの空に春見えて絶え絶え霞む夜半の月影
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灰色猫
肌を切る冬の嵐に淡々と今年も星を想ひて生きむ
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灰色猫
流れ来る星々あらむ燃え尽くる星々あらむ宙のまにまに
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灰色猫
君ありし時には見えし君のなき時には見えぬ彗星を追ふ
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灰色猫
冴え渡る月の砂漠に美しき四季がありとはかぐやのみ知る
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灰色猫
花々に心がありと想はれば心も晴れて澄み渡るべし
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夜老猫
立ち昇る湯煙越しに 冬の雲 鈍く光って 雪を待つ朝
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はなしのぶﾞ
竜胆の群れ咲く原に入りゆけばわれの眼窩はパープルの湖
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トウジさん
狡猾な将軍またも来襲す大寒あとの温さみせかけ
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武蔵野
日が暮れて 冷たい風に 誘われて 窓を開けると 今日は満月
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滝川昌之
陽だまりで伸びる猫の背すべり台 春の気配が登って降りて
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詠み人知らず
揺れる雪 マスクを取りて 息を吸う くしゃみ止まらず 景色を眺めた
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小山川
風熄みし空を響かせ小型機の消え去りゆかばふと初雲雀
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小山川
独りして雁金の列見し空は幼き吾の秘密となりぬ
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