うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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滝川昌之
風の描く辛夷の枝のデッサン画 色付けの無い花芽もたげて
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うすべに
水をくむ すすけた梁に染み付いた出汁のかおりと人のさざめき
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赤石仙人
庭先に植ゑたる梅に蕾みつき春を焦がれて日ごと膨らむ
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赤石仙人
東風吹かば四神相應梅の里一足早く花も咲くらむ
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水紫
薄光朝日の眩き時を告ぐ鬱だに晴らすはや春よ来よ
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桃山
雨降るも晴れるも風も雪降るも心楽しみ日々これ好日
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葛城
雲ひくく空を閉ざしぬ如月の朝風匂ふ花の枝吹けば
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灰色猫
愛されず生きてる奴に不思議だね出会った事は一度もないよ
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ＫＥＮ
雲間より 光こぼれて 福壽草 雪に燈りぬ ぽつりぽつりと
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うすべに
幹朽ちて老いた桜の根元から 春はまだかと元気な小枝
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武蔵野
日没の 窓を開けると 鷹が飛ぶ 空は虹色 こころ踊らせ
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やまざくら
しろじろと 山河眠れる 真夜なりき 煌き渡る 満天の星
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半格斎
如月の雪の堅さに怖ず怖ずと 歩む山鳥 春は間近に
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灰色猫
大和へと神を導く八咫烏さえずる歌をしるべに旅し
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詠み人知らず
目が覚めて まだ暗い部屋 見渡して 懐かしき過去 にわとりが鳴く
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トウジさん
年ごとに咲き誇りたり深見草輪廻転生その術示せ
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草木藍
木蓮は蕾の先をやや開き様子うかがい咲く時を待つ
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うすべに
枯れすすき冷たく澄んだゆうばえに 旅する人の背中見送る
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音弥
踏みだして緩む寒気を肺に知りためらう春に我から近づく
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葛城
澄み渡る朝の大氣に漂ふはいづこかに咲く唐梅の香か
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