うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
丹波から愛宕をこえて細雪 春の夢見る霞む半月
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滝川昌之
北口の駐輪場の薄氷 昨日の誰かの轍がひかる
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灰色猫
どうしてか悲鳴ってやつは音速を遥かに超えて聞こえてくるね
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灰色猫
さよならがまたねじゃなくてありがとう涙の言葉が悲しかったの
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灰色猫
金銀の斧ではなくて悲しみの連鎖を断てる斧をください
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灰色猫
本当に悲しかったら涙とか叫びなんかじゃ無力なんだな
12
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灰色猫
大切な人を泣かせてしまうのが死ぬことよりも悲しいのです
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詠み人知らず
暦では 雨水となして 雪溶けて 雨や水になり 流れいくさま
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西村 由佳里
行くごとに梅の蕾がふくらんで春はもうすぐ春はもうすぐ
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西村 由佳里
かき分けて出てきた地にはぽつぽつと緑の息吹 春はもうすぐ
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橘
北山の杉の木立の雪景色寒いが為に美しさ増す
10
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音弥
遠目には誘い続ける峰々もいざ登らんとせば拒み始める
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桃山
陽が落ちて下がる気温に冬の顔三センチほど雪降り積もる
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つばす
四日前陽気に誘われ出でた蝶 氷点下の夜有りや無しや
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ＫＥＮ
雪の華 天地荒れて 輝きぬ 耐へて根をはる 木々の上枝に
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ＫＥＮ
雪雲の 切れて幽けき ペルセフォネ 遠き闇より 春は降るらし
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清々
静けさや すでに絶えて 久しかれ 蟻の音にも 驚かされぬる
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うすべに
小雪舞う佐保の河原の桜木に 風の泣き声春遠ざける
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滝川昌之
地の何を掃おうとして吹く風よ砂塵に霞む嘆きの春は
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武蔵野
夕暮れに 空見上げると 鳴くカラス カアカアカアと 後を追わず
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