うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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河のほとり
桜花雲居のごとく咲きしより心の空にならぬ日ぞなき
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詠み人知らず
黒猫が 顔を舐めては 雨宿り くるりと丸まり 気だるい欠伸
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うすべに
春落ち葉 崖のすみれと一歩ずつ登る山道うしろは見ない
7
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可不可
吹き降られ逃げ惑ふ二本脚 もっともっと春の芽ぶき
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滝川昌之
蟹を喰うあさりを蟹ごと俺が食う味噌汁にある食物連鎖
20
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トウジさん
気温差はかくもありやと覚ふなり目止まる桜六分か七分
5
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詠み人知らず
生温い 雨が私を 暗くする 薬にたより 静かに眠る
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桃山
降りしきる夜通しの雨ここいらで止めばと祈る祈るしかなく
9
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び わ
木蓮が赤白花を咲かせおり決まって春に自然の不思議
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秋日好
佐保姫は言挙げもせで裸樹にふはりふはりと袖触れてゆく
8
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うすべに
風かるく森の芽吹きの土の香に 上手になったうぐいすの声
10
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滝川昌之
唐辛子ごときに朱い楓の芽 秋には紅葉おろしと成るや
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詠み人知らず
静けさに 日差し零れて 眠くなる 春の匂いに 酔いしれ包む
7
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へし切
冬ごもり花はやうやう咲き初めて 春の陽ざしに寒さやはらぎ
10
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音弥
大荒れに在れる予報の春あらし女の癇癪ほどで過ぎろよ
11
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コーヤ
風に揺れ はらはら木蓮 散りゆきて 花びら模様の 絨毯の様
7
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桃山
燦々と注ぐ日こそが相応しい桜に今朝は薄曇る空
10
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び わ
君子欄吾が出番だと顔を出すハナニラもまた負けるものかと
3
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うすべに
池霧にかすむ旭のさくら花 浮き寝の鴨も掛け軸になる
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武蔵野
敷島の やまと心を 人とはば 朝日に匂ふ 山さくら花
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