うたの一覧
(カテゴリー:恋愛 並び替え:新着順)
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洩矢転石
二十日目のホタルの恋のまたたきときみとぼくとを重ねてしまう
2
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千葉 甫
いたずらに温い空気を混ぜている また消し忘れていた扇風機
7
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灰色猫
隣りあう本と本とで出会えたね書店が閉じたら愛を語ろう
10
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縫
目を細めて微笑うおやすみ前の後世界ごと愛でたくなる君
3
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萱斎院
狩衣の着つつなれぬる袖見れば はるけききみが旅ぞしのばる
10
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うすべに
水煙の乙女の舞に魅せられた 傘さして読むきみの歌の碑
11
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トウジさん
慕情には ドラムの撥ね音 心入り 資材倉庫の 灯りこぼれる
3
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銀
はじめての角は折られて罪深き傷になるまで刻まれてをり
3
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銀
幾重にもつながる折り目この谷にきみが残したわたしがひとり
6
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詠み人知らず
携帯には ロック機能 自分勝手 管理されては 一人で外にでれず
2
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銀
ここが首ここが翼になるように折り目を付けたわけじゃなかった
4
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千葉 甫
窓からの風に壁掛けカレンダー時折揺れる音は立てずに
4
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詠み人知らず
助けはいる ただ性格は 治らない どちらをとるか 私次第だ
3
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あかつき
悪戯な笑みで近づく君以外ぼやけて見える吾のファインダー
7
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純子
ではまたねと おいていかれた 昼下がり バックミラーに あかんべする
7
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詠み人知らず
真実か嘘かどうかはさておいて信じたい方選ぶヒトの世
3
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詠み人知らず
お前の顔 弱いのに吠える 少年みたい 君の顔はさ ふいにくるキスずるし
3
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純子
襟帶を 人前で觸れるなと 師の教へ 着附ける姿 艷めゐて見ゆ
5
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純子
やはりいや 手輕なスマホアプリケーション 瞳に映る 私を讀んで
7
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みさまち
酒を飲む 僕だけがいる この場所で 君がいたなら 幸せなのに
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