うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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紫苑
黄昏の黄はいかなる黄ならむ薄暮に受けよ薔薇のくちづけ
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浅草大将
おとと草名もきくのみと移ろひて残らぬ庭に梅のひと本
10
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ふきのとう
祭壇に飾られし友はほがらかに人笑わせし頃そのままに
16
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逢桜カイン
うっすらと滲む痛みは頬の色ゆるゆる流れる河のはじまり
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ふきのとう
届きくる喪中はがきに刻されたなつかしの名二度と逢えぬや
10
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恣翁
息災な 故人の母堂に 在りし日の 母の姿が 重なりて見ゆ
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なつ
もう二度と隣に立つことはないのだと命を燃やす夕焼けが沁みる
4
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翡翠丸
抜き身にて置かれた刀がしらじらと亡骸映す紅葉も映す
1
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猿ノ丞狂介
肌は荒れて尻はふりにし女なれやあれもこれもが秋の野らなる
2
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とも
故郷に帰り 故人を想いつつ死に行く夏に花を手向ける
2
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逢桜カイン
はらはらり目眩を覚えてポロポロリ目が渇いたか飢えているのか
2
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卯月
幾日も雨に打たれしぬばたまの鴉の脇を吾も通り過ぐ
2
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薫智
誰だって幸せ目指すのは同じただ方法が噛み合わぬだけ
8
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螢子
目の下の隈が死相にみえるから鏡よ鏡おやすみなさい
7
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逢桜カイン
霊園で君とさいごのかくれんぼ僕はしぬまで鬼をつづける
3
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薫智
ラブサイケデリコ検索かけたならサイケデリ湖にどんな湖？
3
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螢子
減反と叫ばれし頃の遠くなり荒田にぎわすアワダチソウかな
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詠み人知らず
ドビュッシー月の光が悲しみを前ぶれもなく溶かしこんでく
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詠み人知らず
悲しみがもっと大きく深くなり記憶を全て無くしてくれたら・・
1
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詠み人知らず
やるせなし鋭く尖る弓の月吾の心を引きちぎればよい
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