うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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葛城
あると来てみれば何処にも見あたらず失せて寂しき冬茜かな
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桜田 武
小春日思わす昼下がり公園の落ち葉踏めばカサコソと秋の音
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び わ
青い空カラスの影が地面舞う私の影も手振り足振り
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紫草
秋ざれの雑木繁れる一本に執着見ゆる烏瓜のぶらり
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ひげじぃ
寒風に晒さるるとも隆々と空に拳固の菰巻きの松
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び わ
歌ってる俺は河原の枯れ芒（すすき）小鳥励ましチッチ声掛け
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茂作
おしなべて山は紅葉になりにけり 落ち葉を歩むサクサクの道
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夕夏
かきのみをひびしょくすためすうことるじっとみつめるからすやめじろ
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飛朧
二本杖ついて見回す朝顔にそれぞれに濃き息ぞ吐けるを
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へし切
吹く風はわずかに寒し小春日の 朽ち葉に埋もる冬のさくら樹
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みっさん
目の前を一瞬過ぎる流れ星消ゆる幻心に刻む
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び わ
立ち並び我が家を守る金木犀朝陽を浴びてキラキラキラと
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ＫＥＮ
百舌鳥幾羽 今朝の寒さを 騷ぎをり 光る竹叢 搔き散らかして
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葛城
道端の昨日刈りたる雑草に重たきほどの露追い打ちぬ
10
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滝川昌之
向寒を嘆き高啼く鳥を避け家路を辿る靴音速く
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ななかまど
冬の季の風ちかづけばはらはらと公孫樹は掲ぐる黄金の覚悟
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御宿川蝉
葉の落ちし 枝に殘れる 柿の實に 小春日和の陽の暖かき
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きくゑ
薄野や朝陽浴びをり悠々と啼く波穂先うぶ毛の如し
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うすべに
北風になびくすすきの九十九髪 飛ばす綿毛は明日香へ向かう
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可不可
立ち漕いで登り切ったら 胸いっぱい吸ひ込みたい 青すぎる空
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