うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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ふきのとう
ばらばらとみぞれの音の激しさに月曜の朝のゆううつ思ふ
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只野ハル
洪水のような隘路部品代タイに追われる電子機器メーカー
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カミツレ
何もせず時過ぎゆきて昼下がりいつそ青空に溶けてしまへば
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詠み人知らず
教員の文芸雑誌に載せられし最後の短歌にふと涙する
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詠み人知らず
もぎたての蜜柑車にのせながら国語の授業なつかしむなり
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詠み人知らず
退職の祝いしてよと頼むれど何もしてくれぬ夫よ寂しき
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詠み人知らず
教育の記録を本にしたためて後輩たちに読んでもらいぬ
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詠み人知らず
十二月八日付けにて退職す懐かしき学校涙あふれぬ
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城戸愛楽
マラソンで言えば４０ｋｍ地点心臓破りの坂だ 極月
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氷魚
何気無く投じた一石重すぎて波紋に自分までもが溺れて
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浅草大将
荒らぐる声さへ我にすでになし歌ふことなき人となりせど
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夢想家
帰り際立寄る一杯ハイボール疲弊の身体薬より効く
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浅草大将
幾筋のなみだの糸をつむぐとも玉なす汗はとどまりもせず
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只野ハル
イブイブもイブも休日出勤の忙しい君幸せだよね
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黒きノラ
「青二才」そんな言葉で馬鹿にして若い芽を摘む草食上司
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しげ
やらなきゃと分かっていても出来るかよ俺の体は一つだけだよ
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けにちん
前向きに考えられない時もある横向きでなら笑えますか
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紫苑
夜なべすれば凍ゆる御手の尊かり君わが軆にそを温めよ
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あさ
足元に厚く積もった言い訳を許さないのはあの日の僕だ
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城戸愛楽
人殺しならば何度もやりました眠れぬ夜の目蓋の裏で
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