うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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悠
寒空で打ち続けまし北風や許多の御靈天へと送れ
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薫智
そっと頬伝う涙のぬくもりを悲しみともに感じてたんだ
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薫智
悲しみの涙なのですバラバラと朽ちる脳内ジグソーパズル
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治兵衛
自分でなくて家族でなくて友人でなくてよかった。友達の友達は、ケビン・ベーコン
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治兵衛
競りに残る 福島産を慰霊碑に 孤独は癒えたか 原爆マグロ
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治兵衛
余震停電服喪 築地売れ残りのあわび 「三陸の形見」と店主
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治兵衛
小名浜港３１１ミリシーベルト 明けにゴジラの水揚げを待つ
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ケンイチ
我ばかり逃れて来れば野放図な月に照らされ物言わぬ街
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薫智
忘れないまぶたを閉じて焼きつけるこの悲しみを残る想いを
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あどりあん
何気ない日々の溜息ひたかくし涙ながすは春眠の中
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高野鴨
春潮の 恵み優しく 陽は高き 津々浦々を 永遠に偲ばん
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詠み人知らず
愛情の薄氷融けたる午前二時我張り詰めたる冷たき病に臥せり
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ケンイチ
如何にして軽く在らうか青空は一夜を越えて我が棲む街の
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詠み人知らず
薬に似たるベヱゼ以て清かに睡れ土塊の死人涙の日よ
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薫智
生きている可能性まだ捨てれない諦めないで祈り続ける
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卯月
番号と「妊娠７、８ヶ月」てふ文字が無言で名前を捜す
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恋花
雲間から逆さに昇る月然り機嫌窺い涙を流す
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只野ハル
通夜の雨読経半ばに降り始め俳句詠みし故人偲びおり
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紫苑
いましばし魂の守りせよ山の神けふふところに抱く奧津城の
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浅草大将
安らけき眠り未だしうつせみの身をおくつきも仮の宿りに
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