うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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いちにのパッパ
あきらめて剃り上げてゆく無精ひげ連休終わりの厳かな儀式
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詠み人知らず
早朝にカラスのような黒服が 仕事あがりを煙草で祝う
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真山千展
プーさんが等間隔で吊るされた職場にもある夕焼けの空
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かぐら
明日へのトマトの声と聞こえずに上手にわたしにふりむく叙位や
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かぐら
マルケイと赤い毛糸がかかりおり 昨夜 わたしは噺家 失いおり
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想野
青雲を仰ぐ思いは変わらねど遠近両用若干霞む
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光本博
雨あがる休憩室にドライバー七万円と小耳にはさむ
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佐藤晴
残業でできてる夜景のまばゆさで独りじゃないから明日も生きるよ
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しまじま
でしゃばるは 人のおかずに 手をつけぬ 口に運ばば 気がきくめりと
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あまおう
ここちよく躰を包む助手席で髪の香りにうとうととする
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あまおう
残業の後で頼りになるねって髪をおろして瞳ゆるませ
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真山千展
本音より建前の方が好きですかならそのように致しますから
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光本博
禁煙をよそごととして聞きながらわれも猫背を矯正すべし
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しまじま
息断たむ 手抜きはいかんと 叱咤すに 我たがえじと などあらぶるや
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かぐら
インシュリンを手に入れたいと願いつつ壁街におり 山羊のしりとり
1
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かぐら
いつか掘ったとかげの骨の匂いさえかすか大人しい夏を感じおり
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かぐら
エトランゼ 行方知らずの山の声を聞きし先輩 凪がれ かれ
1
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かぐら
不動さん 蒸す 退きの塩屋からギンサバの来る青芝の庭
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かぐら
羽虫 夏の灯に墜ちるグラスたちから夜に落ちるまで紫のむし
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かぐら
ビードロと泥警しないようにせし和紙 トラクターの運転も知らず眠りおり
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