うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ななかまど
銀杏の黄かえでの赤に漆の朱かめ虫ゆき虫秋の被写体
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呼吸
銀行で午後てつづきを済ませたらそのまま真っすぐ帰ってこよう
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呼吸
なにびとか教えを説いてくれないか信心疑う凡夫なりわれは
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呼吸
ひたすらに煩悩を消す努力して鬱の力に口ごもるわれ
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呼吸
怒りこそ力に変えて進むべしくさはらにおり昼月のぞむ
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呼吸
昼餉終え薬を服し終えたあとなんだか電話したいと思う
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音蔵 雅秀
柿の木に カラスつつくや 欠けた実の ポツンと一つ 青空に浮く
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音蔵 雅秀
父が事故 知らせを受けて 雪夜道 転げつ帰る 中三の冬
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舞
哀しげな笑みとも見えるサッポロのステーションなる人魚の姫は
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茂作
すずなりの柿の殘れるかどの家の あるじ病みしと人の傳へる
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横井 信
退院の父の隣で初取りの秋大根を抱えて笑う
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詠み人知らず
奪われて 心叫んだ 毎日に 間違いはない 報われる過去
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詠み人知らず
何しても 疑うなする こじつけて やることだけは 三番目にて
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ななかまど
一枚を虫にほどこす白菜は初冬をひかえ固く丸まる
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凌霄花
霜月の紫だちたる稜線をそそと彩る紅葉いじらし
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ＫＥＮ
風乞ふも 叶はぬままの 風見鷄 入り日追ひつつ 闇に更けゆく
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なりあきら
もみじせぬ 松の梢も 木漏れ日に 紅く色づく 霜月の朝
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音蔵 雅秀
引き揚げ船 新鮮空気 甲板で 吸わせ生きおり 父のボソリと
4
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舞
一葉のまた一葉のくれないの色は降りゆく桜紅葉の
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呼吸
卵かけご飯の卵へ聖性を 見いだしているけさの六時は
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