うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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名鈴
いざいざと 恋の淵にぞ 身を沈む 月影なきも 汝が緒頼りに
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梅星
漁火を思ひにつけて悲しきはよる白浪のあくる日と見ゆ
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さいおん
ひさかたの月はさやけしわが身にも照るはくまなし月はさやけし
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さいおん
東の空に望月見えたりやこよなしことは君とあい見ゆ
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詠み人知らず
二人きり 歩いた道は 語れない 深い絆に 隙はみせない
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名鈴
待ちかねて 今宵の月に 似たるかな 門を出で入り 我もいさよふ
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萱斎院
いにしへの大宮人の沓の音の かそけく聞こゆる荻の夕暮れ
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詠み人知らず
透明な了解だけがそこにあり 月が照らした夜の道では
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トウジさん
あり渡る刻は幾許残りかは彼の岸おわす妹に問ひたし
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名鈴
汝連なる 知らざる遠つ御親あり かたじけなくて そと手を合はす
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名鈴
我も持つ 露の命を 宛行ひて 長くもがなと 君を思ふよ
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さいおん
あがきみが然らば我が子であらばこそ胸いたまずとおぼゆるものを
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さいおん
明けぬ夜はあらずと言へども我が恋ははじめなきこと明けずも暮れずも
2
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さいおん
たまづさの相見し妹は今ここに我の心はあると思ふかは
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さいおん
秋の夜の空に望月高くあり思ひ嘆きつ宵うち過ぎる
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さいおん
月読の麗しきばかりの光のごと古りにし我をさしも照らしそ
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猫の尾
心做し 狂う徒花 ちりぬるを そはちりぬるを 落実あな数多
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萱斎院
そぞろさむをばな靡かす風のかた とふ人もなき夕暮れの鐘
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滝川昌之
かくれんぼ逃げた気配に振り向けば見つけてくれと遅き秋桜
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名鈴
はし鷹の 尾羽の鈴の音 聞こえなば 禁野の外の 吾思ひ出でよ
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