うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
満ち足りた過去があるから満ち足りぬ甘さと苦さがあるかもしれない
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詠み人知らず
「近頃の若い者は」と言われると年を取りたい百歳くらい
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りも
会議中怒鳴る部長のケータイが突然歌うＡＫＢを
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りも
着信の ディスプレイに 映る名が近い未来を 決定させる
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葛山葛粉
どん底が今なら雨が降ればもう足跡もなく這い上がれ馬鹿
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詠み人知らず
「ゆとりです」大ウケすれど心にはゆとりが無いこと知ってる我なり
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詠み人知らず
あの人に届かないけど朝礼中、短歌のことなど考えている
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真山千展
不機嫌が普通になっている人の名前がついに病名となる
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あき
石鹸の泡では落としきれないわ暗い汚れが臓器を被う
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かぐら
店開けて１５ワットのきみは脱ぐ ぬくつめたいと思いつ灯ろ
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葛山葛粉
いただいた苦労が口に合わなくてハローワークにスキップで行く
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しづく
くたくたになった素足に水しぶきやさしさなんて弾ければいい
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りも
鍵掛けてガス栓閉めて出勤し驛で氣がつく「定期忘れた」
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りも
未来をば 掴むため着る 黒スーツ 後ろ姿は 喪服と同じ
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紫苑
プリンタは期末にあつて延々と一年分の悲喜を吐き出す
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かぐら
いつかに失うぼくの額春は夜のゆめなり 卯の花の葦が出ている
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りも
休日に 稟議書なんか 書いている 誰かに見せる こともないのに
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けにちん
空腹を置き去りにしてまっすぐに仕事と戯れ週末をゆく
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詠み人知らず
モテすぎてもうこれ以上いりません 背負ったものが日々重くなる
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かぐら
奇術師の対義語はもう勇気なり 落ち葉の薫りアドパセルスへ
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