うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
自らに摘んでしまった赤い薔薇彼の花瓶を置き去りのまま
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一
「反対の反対は？」って聞くぐらいあなたの「好き」に夢をみていた
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柚々
ぬばたまの夜に解きしは君の帶 甘ゆる君は夢にあらねど
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きりあ
恋人と逢瀬の時の兄さんはわたしをいつもお供にするの
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たつかわ梨凰
暗き部屋去りゆく背だけが陽を負いてその鮮明に彫れるトルソー
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こはぎ
繋ぐ手の震え隠すよに謡う君 怖いくらいの夕焼けは赤
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こはぎ
朱の鳥居くぐり抜けてくくるぶしは夕焼けに染む 僕の初恋
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こはぎ
卵色した春のなかベランダでふたり永遠を見た気がしてた
1
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こはぎ
さよならを言われるために一万秒待ち続けてる駅前は、雨
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こはぎ
全力で広げた両手は思うより大きくて君に届いてしまう
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芳立
あかしてはかへらぬものと知らませばいまも秘めまし袖のほたる火
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たつかわ梨凰
ねりぎぬの肌を巻き絞め蔓薔薇は哀しき恋の聖なる刑具
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絹
指の先 痛いほど引く赤い糸 君じゃないなら 鋏をください
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たつかわ梨凰
まひるまに陽光零しし緑葉の夜は夜で月のひに濡れやまぬ
2
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ライテウ
六月に雨はふるんだ 電話越しに君の笑顔がみえないように
0
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ライテウ
たしかめ合うことのむなしさ知らないの 空けたグラスに滴っている
1
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ライテウ
失恋が湖ならば ゆうやみに浮かべた白い船になりたい
2
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佐々岡
濡れ光る路面横切る自転車をながめてきみはさよならという
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佐々岡
失はれゆく中指の思ひ出の黒に染まるは梅雨のまぐれか
1
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只野ハル
長き夜を長きと思う枕辺に緑髪なる歌姫を聞く
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