うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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艸介
翠緑の滴るごとき山々へ はるかに渡る風になりたし
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千映２
まだ数輪枝に咲きたる山桜道行く人に幸多かれと
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うすべに
やっと来た 梅雨の走りの雨縫って夜空をわたるかわいい初音
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滝川昌之
紫陽花は一輪挿しを困らせる必死に支える身にもなれよと
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うすべに
風そよぐ川に小波のさざめけば むかしの人の祈りほのめく
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時計台
弾け咲く サツキくれなゐ 見守るや その白優し ドウダンツツジ
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詠み人知らず
夏草の 小さな花が 揺れ動き 導くように 進む小道よ
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ハーコット
黄緑の小指の爪の身の丈の水田の蛙蛇の餌
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ふるうね
雨降りて アスファルト染む 淡い色 夕焼け隠す 空の代わりに
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灰色猫
やさしさできた入り江に抱かれて子供のような夏を生きたい
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灰色猫
あの蝶を言葉にかえるつもりなら心の蝶をまず探しなさい
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灰色猫
旅をする人を描いた小説をバトンのようにあなたへ渡す
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灰色猫
丹念に体をほぐす筋肉が雄叫ぶような走りがしたい
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佐藤水村
公園の高きに伸ぶるひと群れの白雲を背に枝の清けし
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しきしま
この世をば例へば伊勢の五十鈴川絶えぬ瀬を為す底石我が身
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詠み人知らず
夜に咲く 月浴び育つ 花々も 思い思いに 思考巡らせ
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飛和
辛口のジンジャエールをグラスへと注ぐここにも初夏の木漏れ日
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飛和
「晴れ」といふ香りをそつと取り出してこの晴れは雨上がりと気づく
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詠み人知らず
葱坊主 月が出る頃 ちぎっては 蛍をいれて 幻想世界
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うすべに
二の腕に夏の手ざわり青い風 あじさい色の麻のブラウス
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