うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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めいこ
濾過されてしまうからだを漂わせ確かに生きております海月
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工藤吉生
うらめしく思うのならばできるだけ生きてるうちにどうにかすべき
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七色コイン
パパなんて呼べずに俺はおとうってさんを消してた。改めて言う。
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ことほぎ
道端の蟻の葬列見送って クリームパンの潰れた香り
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しづく
カーテンをあけたら青い空でしたあなたはそこでわらってますか
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でくのぼう
忌日終へ 海の彼方を 睨みつつ 消せぬ悲しみ 墓碑とせしなり
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ことほぎ
カルシウム焼けて爛れて立ちのぼる 涙が枯れると言うのは嘘か
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でくのぼう
癒されぬ 命とぎれし 春の海鐘はなるなり 黙祷の日に
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只野ハル
まだ終わらないまだ始まらない思い重なる寒い日だった今日
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只野ハル
目に違和感が残るのは今しがた見た映像に泣いていたからだ
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只野ハル
見たくない見せられたくない映像が多く流れる忘れぬために
5
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紫苑
式典を見ずサイレンを聞かずをりなづきに返す鎮めの波は
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紫苑
淀みつつ見舞ひの文を綴り終ふ君はいづくに花火を見しか
6
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ふきのとう
ちさき手を合わせて吾と黙祷す幼なに聞かす尊き命
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ことほぎ
曙はやっぱり嫌い孤独死の ぱりっと響く鏡開きよ
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もなca
猛り狂う海を見しこと忘れまじ 眠れる御霊よ安らかであれ
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詠み人知らず
大切な人には必ずまた会える天使となった愛する人よ
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ことほぎ
黒む空公衆電話の前に立ち 銅貨を込めて君を探せば
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ことほぎ
鳴き兎プラットフォームで待ちぼうけ 黄色い線の内側に立ち
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詠み人知らず
そのときを告げる役人達の手で煙と骨に還る「ばっちゃん」
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