うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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工藤吉生
濁流に飲まれた人に教わったタオルをラクに絞る方法
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かぐら
あばら屋の二人の童子月におり鬼を愛すと言って譲らん
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光源氏
いまさらに君が形見と思すれど行く末遠き賀茂の川霧
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詠み人知らず
頽れる殉教の地にて砂を舐め苦き味彼は誰に流るる
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浅草大将
一締めの千代紙むなし群鶴を折り初めにしに君逝きたまふ
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大河千紋
寄る邊なき身をつくしみぞ淺からむ池のしら波そむる夕暮れ
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紫苑
亡き魂を偲んであはし灯籠の火影は海へ遠ざかりゆく
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吉奴十三世
土方の 歳三逝くや 蝦夷の地に 猛き心も 花と散るらむ
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只野ハル
湖の岸辺にひとり沈み逝く花束見つめただ立ち尽くす
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七色コイン
悪魔にも愛と苦しみあるという、あいつの魂がおれの背を押す。
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紫苑
天仰ぎ顔を被へるひとの子ら小さき神なれカレーの市民
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かぐら
故郷の風つながらぬ一点におり天を見けれど忘れし煙草
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詠み人知らず
睡られぬ魚の如き我が眼剥がれ往く鱗失明す骸
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詠み人知らず
右手を奪らば連れ去りし翳も懐かし我の四十九日
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卯月
怨み言縷々と述べては失ひし髑髏求むる死者さまよへり
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七色コイン
柴犬を見ると涙が溢れくる コンよそちらは居心地いいか？
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猿ノ丞狂介
夢にこそ壺の中には咲くらめやありし人訪ふ橘の花
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猿ノ丞狂介
穴うめて常ならざる身を歎くかな花は散れども香はにほひつつ
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紫苑
紅海の道を閉ざせば溺れゆく一兵卒に罪のありしか
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かぐら
古椅子の高き軋みの絶頂のわたしが静か眠るのだろう
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