うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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もぢずり
賢くも明るき若人心躍る刻もちたると信ずる我か
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もぢずり
吾子よもうしかとわかりぬこの事実背負ひて生くる永久なる定め
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もぢずり
失きことをいかに耐へえむ息切るるわが涙こそ笑止千万
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七色コイン
歌えない小鳥が一羽居りました 温めたけど死んじゃったんだ
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しづく
わがままをいえるのならばきみといたひびをあたしはわすれたくない
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もぢずり
吾を愛でし父よ祖父母よ吾子来ればとりなし給へ たれにとは知らず
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もぢずり
ことごとに汝れに言ひたし伝へむとメール思ひて気づく一瞬
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もぢずり
苦を去りし吾子なるになほ辛からむ寒からむかと無用の母の
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もぢずり
つまりこれ「いつかみな死す」涙より甦りたり夕の米研ぐ
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もぢずり
三月して吾子を見つけぬ夢に抱き「母はここなり安心せよ」と
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澤木淳枝
言の葉の 欠片求めて 彷徨えば あなたは此処に をらずと知りし
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もぢずり
冬の陽の色麗しきそんな朝青ひとつぶに汝が充つるがに
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もぢずり
共にありしこの年の往き くりかへす吾子無き月日なほ茫々と
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もぢずり
クリスマス桜太陽誕生日楽しかるべき日の来るを泣く
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もぢずり
喪の葉書四十九日忌 日に幾度「うそよねこんな」言ひて首振る
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もぢずり
父ら集ひ魂を送る日骨ひとつ無きわが前のつたなき挽歌
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もぢずり
ただ黙し子は耐へたらむ八歳の悪夢の現実枕ぞ知るや
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もぢずり
かく責むる二重の罪よ吠えて哭くわれまた吾子を放擲せしを
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もぢずり
おのが子を放さむなどと思ふなくかの日愚なりし呪ひたきほど
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もぢずり
数へらるる程の思ひ出アルバムの増ゆることなき二十七年
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