うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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もぢずり
身をよじり泣き惑う子いる検査室母若く腕さしのばす空
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もぢずり
冴え冴えと青き勾玉煌めくも露しげき朝夜空色して
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もぢずり
砕かれし日常「もはや浪費せじ」と汝が断ちし時われの生き行く
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猿ノ丞狂介
ももひきの股下水のこぼれ来て歎く心をせきぞかねつる
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浅草大将
青海やしづまる魂にいかでかは重荷あるべきトラックの島
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紫苑
蒼ざめし馬のかうべをかき抱くをとめの耳にバラライカ鳴る
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紫苑
探る手の距離はかりかね仮初めの丸天井にオライオンの屍
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猿ノ丞狂介
夕月夜刺すや岡部を 背中よりいつとも言はずしのびよるかな
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かぐら
きみの声のしま蒼ければいつもやのおおやけの園めのいかりあれ
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詠み人知らず
けぶり立つ由良の早苗田空青み堰よりあふるは涙なりけり
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もぢずり
望郷よ青葉城の唄旋律の陰陰たる情吾子も聞きしか
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もぢずり
些細なること叱りたるごめんねと言へばその影うたた麗し
2
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もぢずり
かの友は汝が論述を越ゆるらむ突き詰め果てしスプリングボード
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もぢずり
「めでたい」と君は言ふべし惜しさより歓喜に浸さる生きてあるかに
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もぢずり
東大の助手となりしとふかの友よ消えし未来の続きゆくごと
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詠み人知らず
やがてゆく天の川原に打ち出でて禁むる魚とて君と獲りてん
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ゆうくん
いまごろは 青い空への ちいさんぽ 海に天使の 梯子ゆくころ
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たんぽぽすずめ。
寄せ返す欠けた硝子へ妻子見て戻せぬ幸が痛き砂浜
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詠み人知らず
みちのくの逆まく波にみをつくしこゑをかぎりのをみないさをし
16
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かぐら
顎ひとつ割られてみたき夜の旅の消えをり終わり白骨はまく
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