うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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知久
寂しさが愛への飢えだと身にしみる穴が空いたよな心と体
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南 骸骨
広島で被爆と書かれし台帳は失語の君より雄弁な過去
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南 骸骨
はだしのゲンバイブルとしてグギギなる耐える擬音が脳裡に居座る
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蕗子
泣いて泣いてまぶたに誰かの指感じあなたでしょうか そこにいますか
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南 骸骨
昨日までの命だったはずだから今日は生まれ変わりの記念日
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詠み人知らず
目覚めては千ぢにこぼるる思ひかな今日よりそはむ玉の緒のいと
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紹益
戰爭に ならば召集 空襲で 死にゆく者は 民草ばかり
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知久
思春期の孤独が唸る午前四時散歩すれども涙止まらず
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コーラ
「文句ゆうやつなんなの！？」こういうトンチがおもしれぇから会話してる
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もぢずり
見るたびにやめてお願いと叫んでるやめてやめてよ生きて生きてよ
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もぢずり
文月くる葉月長月神無月ひたひたぽとり今年の涙
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もぢずり
風清きさみどり頃の闇の夜をいくつ経つらむ母無き子らは
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もぢずり
彰義隊の果てし函館たくぼくの短き幸か誘はれしは
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もぢずり
たくぼくの懐かしき街函館に夢を埋づめし矢ぐるまの花
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文麿
ひね曲がり野に晒されて自轉車が朽ち果てるまで何の磔刑
2
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市川春水
もだせるか よろづのいのち いまいづこ 我がいのちをば墓標と吾見む
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市川春水
人のためこの生き死にがあるのなら誰がためにこそ人はあらむや
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市川春水
いくさの雲に覆われし世に光探せし人ぞ尊かりける
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詠み人知らず
忘らるる身はうき草よ水もなく無きものとてぞただ去なむずる
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市川春水
広島に被爆せしかもこの歌集いま我の手にめぐるいとしさ
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