うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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みかなぎ
雨霞み淡雪となる寒き夜の靜に昇る白描の月
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伽羅香
時滿つ とまばゆく撓る大銀杏 黄金の吹雪 神を招くか
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仁 呼
歳の瀬に 雷 走る 朝餉時 天地濡らして 寒さ一入
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文月郁葉
さみしさと手をとりあって北風とさざんかさざんか歌いつつ行く
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東大寺
秘境駅 一日二本の 列車だけ 味わえるのは 大いなる孤独
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茶柱大福
空青く 隅々までも 空青く 天空に雲 ただひとつあり
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東大寺
子と二人 露天の湯にも 雪が舞い 暮れ行く歳を 惜しむかのよう
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京都次郎
かがみビル 赤き夕陽の 空映し ゆっくり描く 空の映画を
1
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東大寺
高千穂の 神の峰々 朝霧に 隠れし里の 神楽の社
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車男
花咲かず蕾のままに枯れてゆく百合がひっそり池の端に立つ
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車男
たてよこに進む波紋のそれぞれに浮き沈みする枯れ葉見ており
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山本克夫
雪 雪 雪 雪 雪 雪 雪 嘘つきなこのぼくを真っ白く 雪
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樽呑悪戯心
遜色のなき紅葉の秋キタリ指折り数え温暖化まで
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只野ハル
青空に 全山紅葉 二上山 写す言葉を 忘れ見つめる
2
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東大寺
午後三時 静まり返る 冬の薔薇 他人行き過ぎて 白日の夢
8
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芯平
あと三歩 空より降りし鳩の糞 遅き歩みの我を救いし
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裕月
水面を走る湯けむり ゆるやかに朝の光の中に溶けゆく
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車男
わが前を導くごとく飛ぶ蝶は涅槃西風待ちているらし
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裕月
やわらかな鈍の空から落ちる雪すべてを包みこむまで積もれ
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車男
冬の陽をさざ波ごとにちりばめて名もなき池は水を湛える
4
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