うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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車男
職員はわれに手を振り帰りゆき施設の屋根に満月のぼる
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葉月
天つより國つに降りし八百萬神宴催す
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東大寺
ヒグラシも いつしか消えて 山の里 斜めに照らす 夕暮れの空
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後和院
園原の 幾重に織れる 山景色 これぞまさしく 日本の秋よ
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あかり
アマリリスのその紅に魅せられし花盗人に罪なきといふ
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空魚
アスファルト 覆う落ち葉を 蹴り上げて 山鳩ふたつ 飛び立ちてゆき
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空魚
冬の田に 朝霜降りて 列車過ぎ ただ陽ばかりが きらきらと居る
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空魚
朝焼けの 朱は山々に 吸い込まれ 空寒々と抜け 青くなり
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空魚
夜気含み 泣き出しそうな 雲たちが ビルの隙間で 青空犯す
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空魚
枯れ枝は 熟れすぎた実が 撓みおり 竹林抜けて 風ばかり吹く
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宝山
紅葉に 季節を感じ 我思ふ 秋を感じず 冬を感じる
3
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空魚
色のない 街目睫を 過ぎゆきて 東雲の空 孤独に燃ゆる
1
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空魚
列車去り プラットフォームに 舞い込んだ 一枚の雪 触れぬ間に消ゆ
1
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弦跳
久方の光添へたるもみぢ葉を一人眺むる秋の來たりて
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東大寺
最果ての 岬に立ちて 思うこと 海の蒼さに 染めてしまおう
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東大寺
晩秋は セピアに写る 想い出と 忘れられない 回転木馬
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霞草
雜草は 蹈まれ蹈まれて 強さ増し何も語らず 耐へるなりけり
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あっちゃま
雲速く頬刺す風をうけたなら 遠く浅間に積もる雪かな
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辰定
人の業 背負ひてまはりし 地の声を 聞きて人々 慌てふためく
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空魚
鴬は 化粧の坂に 鳴き競い 森たち上がり 陽に輝けり
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