うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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渡邉はるき
香にそへて匂ひおこすな梅花春を告げねば恨みざらまし
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美紗
斑鳩の 里の夕暮れ 懐かしく 法隆寺まで 影法師なり
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只野ハル
幾度も 寄せては帰る 片男波 白砂に残す 潮騒の跡
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波江究一
かたなびく煙のまにま成り成れるごとき雲見ゆ海よりの風
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ほとり
いつの日か通じてしまう晴れの日の午前三時を過ぎたあたりに
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竹本未來
太陽にシロップかけて二分待つ ホットケーキの出来上がりです
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メガネ
春風よ暖をもたらせ寒空に花も葉もなく立つ桜あり
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メガネ
寒風に枝をさらしつ耐へ忍ぶ桜を見れば春恋しけれ
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美紗
山辺の 歴史を知れば なほのこと 三輪のお山に 月もお似合い
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美紗
立春を ほのぼのとして やり過ごし ほんの少しの 鹿の鳴き声
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宙（そら）
菜の花の 黄色く染まる 香り抜け 春待つ通り はしゃぎ周りて
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ほとり
夕闇にとけるちょうちょのそれぞれは平行世界につながっている
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さる
春立ちぬ 杉の花粉も 散る準備 覚悟はよいか マスク買ったか
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仁 呼
春立てり つちのとうしも やうやっと 腰を上げるか 暦の一歩
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団右衛門
朝駆けの 殺意にも似た 静けさに 射さる光で 心目覚める
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浅草大将
春立ちて須磨の塩屋も霞む夜に月の明石を想ふ関守
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竹本未來
お月様さま飴に見立ててつまみ取り 含んでみると中身はシロップ
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竹本未來
静寂と清潔な蒼ひろがるの 続く木立の向こう側では
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浅草大将
冬の野に陽炎ふ春か雪煙明日は霞と今日立ち昇る
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東大寺
如月は 睦月と弥生の 架け橋と 君は日記に 二度も書いたね
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