うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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卯月
いつの日か春は来るのよ 春だって悲しいことはいくつもあるし
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詠み人知らず
晴れわたる二月末日冬終わる当地は雪を貰わぬままに
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山本克夫
早咲きの桜がつつがなく笑顔だったので深々とお辞儀をする
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山本克夫
散歩する犬の徐々に増えてゆく公園のまだ眠そうな目の春昼
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山本克夫
結果あっさりと消えてしまう雪降らせる事に若干の春の逡巡
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宙（そら）
春なのに 季節ハズレの 雪が降り 慣れない土地は 大騒ぎなり
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月光
また雨ね 窓から見てると ため息が 止まらないのよ あなたの分まで
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紫苑
降る雨がみぞれに雪に変わる日は空明るめど街しずかなり
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山本克夫
南風をうけて速度をあげる帆船の行き着く先は春なのだろう
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山本克夫
他愛無い会話のなかにすこしづつ春という単語ふえてゆく二月
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波江究一
遠富士のかげも又よし悩むさへ疲れて辿り來たる河原に
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鈴桜
古しえの雪は今さえ変わらずに白渡りたる梅の立ち枝ぞ
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鈴桜
雪よ雪降らば降られ消し給へ全てを白く塗り變へよ雪
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薫風
昨日から 同じところに猫がいてタンポポゆれる 春の日差し
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緒方まゆ
冬の終わりに降る冷たい雨は雪にもみぞれにもなれない半端もの
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田中ましろ
空架かる虹のふもとを探してた ガス欠のバイク押す帰り道
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染乃
春の雪 黄色の世界 稲光 校舎の灯り ほんのり甘い
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浅草大将
小夜ふけてここ唐崎につれもなく松にも寒き雨降り止まず
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浅草大将
雲晴れて湖のかなたの夕映へに花かと匂ふ雪の比良が嶺
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美紗
三月に なればわたしの 誕生日 早く来い来い 弥生の晴天
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