うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
空耳か 今わの際の ありがとう それが分かるか 愚者の耳に
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詠み人知らず
酔いしれて 落ちた太陽 恋しくて 寂しくないか 夜の向日葵
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詠み人知らず
三ツ葉揺れ けなされ過ごす 二葉には 一つ葉生きる 姿足蹴に
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睡密堂
祖母が言うシガシは東粋だねと誰かが話す十三回忌
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痴光山
小学校四回、中学校三回の転校なくば「幼なじみ」ぞあらむ
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痴光山
スーパーのビニール袋をロールから媼と向き合ひ巻き取る翁
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へし切
年ふれば世話を掛けるは吾なれど 常に気に掛かる 子は子供
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アシタカ
忙しいフリをしている柴犬のうんこを拾う東雲のとき
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詠み人知らず
ひじき煮て 南瓜湯がく 台所 カレーの匂い 集まる家族
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滝川昌之
氷上をフィギアの選手が滑るようバターを回すフライパン上
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詠み人知らず
息子の火 二人こぞりて つけあった 手持ち花火と 母の喜び
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詠み人知らず
数ヶ月 会えずして会う 喜んで 喜び話す 母の笑顔に
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悠久
普通の日夕食に出た赤飯に弟だけが首をかしげる
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仙人の弟子
皆去つて 空き家になりしわが生家 名殘惜しかな 家族の匂ひ
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さいおん
押照而 今宵令盡与 朧月 今勿傾 如常尓
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滝川昌之
昨夜から待ってたアサリ帰省せぬ子を妻と飲む味噌汁にして
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桜田 武
長女の行く末気になる夏の終わり空は晴れても胸の隅に雲
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アシタカ
街灯に照らし出された柴犬はしばし自分の影を見つめる
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び わ
まだ酷暑列車乗り継ぎ旅行する家内と二人カートを引いて
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悠久
葉の裏にべったり張り付く蛾の卵表情変えず潰してく妻
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