うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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山本克夫
あけがたの海浜公園をふきぬける風の意思を確かめに出かける
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詠み人知らず
三日月は にっこり笑う口元だ 夜空に目玉 描き足してみる
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只野ハル
蒲公英にケータイ構え蝶を待つ昼休み残念時間切れ
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栞
さみしさを描いたらきっとこんな色 夜の初めの透明な青
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栞
肌寒い春の夜道を歩くには三日月じゃ少し心許ない
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美紗
湯に煙る 我が身の白き 誰ぞ見る 露天も楽し 星空のもと
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しょこら
雪らしき雪も降らずにはや三月お雛祭りは降雪模様
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都季
春の陽の微睡みの中束の間の永遠が散る 光を蒔いて
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螢子
陽を浴びて満開となる牡丹なれど寒き夜となり身を縮めたり
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螢子
霧島の朱の冴えたるわが庭に鶯鳴けど季節は移る
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詠み人知らず
ただそこにあるだけの気体になって見上げています もう忘れないように
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詠み人知らず
さやえんどう 晶子の歌碑の隣がわ 仲良く平和に 育っているよ
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竹本未來
明け方の冷たい雪が頬に触れ春の足跡「くしゃ」って丸まる
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詠み人知らず
一日中冷たい雨が降っている暦の上では初夏というのに
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白亜
なみだ浮かぶ目で見る滲む夕焼けは たぶん誰より わたしに優しい
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詠み人知らず
今朝そよぎはじめた庭のライラックはお向かいより少し蒼ざめたむらさき
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紫苑
惜春の雨後はみどりに 針えんじゅ咲き初め心いとど騒げる
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詠み人知らず
うすべにの果林色づく雨あがり枝たわませて鴉飛び立つ
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山本克夫
四月の新緑のなかにまぎれてゆく 一時のうすもも色を散らした記憶
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螢子
窓の外木枯らしの如音なりて季節戻りたる春の夜なれど
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