うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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河内人
夜桜を 愛でる気持ちが あるのなら 酒など飲まずに ゆっくり歩け
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東大寺
沈丁花 香りの海に 春を見る わたしを包む 風を感じて
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じゆん
藍色の空と桜と提灯と赤い鳥居と君と霧雨
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じゆん
鎌倉の桜は雨に濡れながら由緒正しき日本を語る
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紫苑
てふてふの覚束なげに風に乗り桜吹雪とともに舞い初む
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山本克夫
テーブルの二千円札とバナナの共通項を考ているうち夕暮れ
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詠み人知らず
明日はもう一気に田起こしするからね安心顔で老父はたたずむ
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詠み人知らず
陽のあたる場所から場所へいそいそとカニ歩きするウッドベンチたち
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笑能子
ふと視れば樒の花の忍び咲く背筋を伸ばす香気と共に
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螢子
さくらさくら今日の天気に誘われて蕾膨らみ週末を待つ
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浅草大将
春の夜にしくは無し否ありあけの月影淡き庭狭の花
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ほたる
十八時 二人の色が溶けるごと グラデーションの空の端っこ
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田中ましろ
うるはしき乙女が春の野に出でて桜の下で ビール飲んでる。
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小春
ほーほけきょ魔法の言葉みたいだね安らぎくれるアブラカタブラ
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詠み人知らず
まだスノータイヤで走る私はちょっと遅れてずっと遅れて
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武谷有人
ふくろうの鳴き声響く春の夜の 森の香りに酔いつぶれます
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詠み人知らず
見上げればレールはずれた星たちが新たな星座えがき始めた
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じゆん
悲しみで飽和している夜空へと 手を差し伸べて 桜は咲いた
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螢子
春なれど里に冷たき雨降れば山家は夜ふけに雪の降る
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紫苑
満開のまえに幽鬼の姿をばな見せそ花散らしの雨に遭いても
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