うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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やながわ亜弥。
毎日のかなしみたちは愛しみと書くものだろう 今日もいとしい
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なきにしもあらず
がらんどうバスの部品の振動音スコリコキクキャルククク、と、鳴る
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ゆら
花が散る夢を見ていた 泣いているわたし透き通る程の青空
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浅草大将
沖つ辺に茜ほのかに差しそめて立つ白波に雲ぞ別るる
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リンダ
子狸が二匹並んで見るショットここまで飛ばぬと吾より知るや
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詠み人知らず
防波堤 夏服の肩に風さむく 帰り道まで海のとどろき
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東大寺
紫陽花の 寺に雨の 少なくて 写真の出来も いまひとつかな？
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東大寺
三十度 今年も来たぞ 真夏日が 紫外線には 男も注意
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只野ハル
梅雨がいきなり休暇を出して汗かきながら夏少し顔を出す
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水煙
巻き取られ乾き白んだ朱のホース水を放ちて虹為す日待つ
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さる
真っ黒な ギャングのごとき 鴉らの 並びてとまる 威嚇するよに
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螢子
草にとまる蛍両手で掬い取り手のひらにあるほのかな幸せ
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螢子
川おほふ草のまにまに點滅す數多の光に心をどらむ
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じゆん
街中の雨と汚れと悲しみでジーンズの裾 重く冷たい
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久地宗吾
水無月雨後晴れてかわいた地面みて家路のバスをみおくりすわる
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諏那布
あの白い花の姿に似合わないその名をシブキと戻してあげたい
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赤橙黄緑
霧雨が纏わりついてくる夜に街灯が照す不快指数
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逢井ああい
お日様の笑顔を隠す六月の梅雨空晴らす一撃の雨
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由良
アスファルトに弾かれた雨銀色の飴玉になり空に還った
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詠み人知らず
晴天の梅雨にはじらうあじさいの紅さして咲く埠頭の南
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