うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
胡麻豆腐作らむとして葛練れば透明度失せつつ粘度を増せり
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あき
先輩がインフルエンザに犯されて事務所はわたしひとりのお城
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詠み人知らず
煮豆作りこんにゃくを炊きしいたけ煮て冬の厨はにほひの饗宴
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五穀米
空間のあちこちにある我が部屋に入れ子に箱や袋を仕舞う
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五穀米
我が部屋の守護神弁財天様に感謝のお絵描く年の最後に
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五穀米
大晦日昆布も豆も煮ざれどもシーツと寝間着の替えを用意す
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詠み人知らず
蒔きもせず紡ぎもせずに生きたしと思ひながらもパスタ茹でをり
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inosann
餅を食み匍匐前進するような今年を想う 客先の庭で
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詠み人知らず
黒き豆白き豆を水につけおきふくらみゆくを時かけて待つ
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谷保天梅子
思い出し グラスの中に 注ぎ込む 今年のわたし ホップにとけてく
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詠み人知らず
いちまいのショコラを食みて元気つけ配送伝票書きつぐ夜更け
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詠み人知らず
一日を焼菓子作りにあけくれて脱衣をすれば甘美の香り
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吉奴十三世
仕事終へ錢ももらへてくる年の 予定もあらばよき年の暮
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南 瑠夏
終電に揺られて家路にたどり着くシジフォスたちのコートくたびれ
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詠み人知らず
クリスマスケエキすべてを納品後妻とふたりで飲む赤ワイン
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備前 大輔
土塊の我が身体より泪溢れ残る吉日数え指折る
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祐鈴
締切は年明けだけど、とりあえず、誰かにコレを渡してしまえ
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inosann
「夜は移す寒さを避けて」と客の言うカニサボテンに玄関にぎわう
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詠み人知らず
未明から２５時まで働いて 残業のない立場はキツい
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詠み人知らず
うつらつら遠く過去から聞こえくる 車内放送うつつか夢か
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