うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
あかねさし 照れる月夜は白橿の 木羣みまがふ銀がごと
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詠み人知らず
あなたより 朝かげ零す羣山の けざやかなりて埀冰かがやく
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詠み人知らず
梅が枝は まだきも匂ふ冬こもり 張りしそめては花の魁
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詠み人知らず
あかほしの 明けぬる空の東に 棚引く雲を朝の押し上ぐ
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詠み人知らず
大寒の控へし遥か北の空寒波寄すれば備へし温み
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しきしま
天の原湛へる雲の厚けれどこぼれて匂ふ冬の月かな
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うすべに
焚きあげる庭のちいさなとんど焼き あずきの粥の味かみしめて
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へし切
こと降らば かるる冬野の雪の色を うばひて匂へ 水仙の花
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詠み人知らず
真冬とふ季節に温みて夏花蕾 紅差す君をしばし擁らん
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夕桐
緋の入りつ帶に紋なす浮御堂かさね色目の衣纏ふらめ
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うすべに
灰色の灯ともしごろのあたたかさ 煮物のかおる冬の夕暮れ
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へし切
小夜中と夜はふけぬらし 雨音に梅木も春を ふふみあり待つ
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詠み人知らず
心待つ想ひ届かば花匂ふ風を寄越して慈雨来るらし
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うすべに
あじさいのかわいた花のみずたまの まるい宇宙に季節の記憶
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虹岡思惟造
水仙と大観覧車一枚の写真に撮らんと四苦八苦せり
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夕夏
とりちうむぎいんかいかんよくそうでにゅうよくののちげすいへながせ
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詠み人知らず
玻璃を透き西に傾く日輪のシェード潜りて光溢るる
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茂作
人のいぬ家の柿の實赤々と 西日に照りてしだれけるかな
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うすべに
風ぬるむ 春のコートの袖かざす陽ざしの向こうにかすむ山かげ
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夕夏
ころなしぼうりつとしゅっせいりつとでそうさいされるしぜんとうたで
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