うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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虹雲
極楽の余り風に身をゆだね月をみている葉ずれの下で
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８月２４日生まれ
角張った街で見つけたカブトムシ 人に別れを告げて飛び立つ
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さる
家震ふ ラジオが伝ふ 震度四 自然の力 無力を思ふ
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虹雲
過ぎていく夏物語秘めしごと百合のひとむらうつむきてあり
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粕春大君
宮城野の萩照らすてふ秋月の居れど臥せども雲隠れせり
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メガネ
アスファルトに惑ひし蝉の幼虫を大きな幹の木にそっと載せ
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浅草大将
雲乱れ明日は野分も吹くらしと今日しら雨の夕暮の空
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生レバー
飛ばぬのは自由なくした訳じゃなくここが果てだと悟ってるから
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螢子
今宵また窓の外には雨の音月を隠して星を隠して
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詩月恵
渦巻きをぐるぐるなぞる星月夜わたしの空もきらきら光れ
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螢子
夏空の一転したる白き雨透けて見えるは水色の空
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リンダ
花のない蓮の葉寄りて猛々し雨の雫を集めて玉に
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真田 虫太郎
強い風に 真っ向に立って みたいけど けっきょく怖くて 守れる命
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たんぽぽすずめ。
群青の雫を凜としたためてふる家の壁を満たす朝顔
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佐々一竹
リバーサイドホテルを襲う長雨は川を凶器に変貌させる
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螢子
八月の雨の中にも蝉時雨七日の命謳歌するごと
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ミムメモ！
銀色のタクトを振って夕刻の電波にのせる道路情報
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由良
雨上がり その静けさに耐えられずまた雨を乞う身勝手な日曜
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赤橙黄緑
墓掃除しながら見上げた青空にあきあかね飛びゆく夏を惜しむ
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ほたる
後ろからフワリと肩を抱くような秋の気配の空気曖昧
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