うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詩月恵
秋霖にひとり佇む秋明菊君を想って泣いたりしない
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粕春大君
宵待ちて天つみ空を仰げども月みぬ秋ぞわびしかりける
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紫苑
鶏頭と吾亦紅入りて出来合いのブーケは秋を配りておりぬ
8
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falcon
木犀のかをりたどればいつのまにむかしかよひし道となりにき
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falcon
木犀のかをりたづねてゆく道にかよふ秋かぜ音のかそけき
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falcon
木犀のにほふあたりは影きえて入り日に染まる空のはてなく
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ちゃー
あの日見た紅の行列 曼珠沙華 香に誘われて 川縁に立つ
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東大寺
秋の萩 春の牡丹に 彼岸花 季節の恵みの 美しきこと
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菖蒲月
秋桜の風にそよぐは 柔らかきバラードを弾く弓の如く
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浅草大将
秋の夜に朧霞はあらねども今宵の月をいかにきらはむ
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みづ子
桃色に焼けたお空に背伸びしてあしたいい日でありますように
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浅草大将
海越えて行く初雁をそらにみつ大和へ送る高麗の杣人
6
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ちゃー
あの雲の垣間に見るは 蒼白の冷たくもなお 優しい月光
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詠み人知らず
美しく咲く薔薇を見ず樹皮に食うカイガラムシをガシガシ落とせ
2
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リンダ
答えなどなくていいさと諭すよう校庭隅の白粉花咲く
8
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少納言バッテラ
膜のよな フラクタルのよな 海面に 恣意を感じる 神を感じる
3
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少納言バッテラ
呆然と 波止場でさざ波聞きながら つがいで踊るかもめを見ながら
2
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やすむ
ホテルから望むお庭にいた鬼が仲間を連れてこっち見る夜
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詠み人知らず
朝白く大きく咲かせる名も知らぬ花は闇夜で紅艶に朽ちる
8
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羽
フェルメールブルーは瑠璃の色だよと空もささやく十月の朝
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