うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
トラノオと云ふ肉厚き葉は起てりあをあをと燃ゆ太刀の如くに
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夕夏
だんけいわいせんしょくたいじょけいならみとこんどりあじょおうありかな
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飛和
紅葉をはじめて見ると云うひとの黒髪を覆う深紅のヒジャブ
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虹岡思惟造
對岸のどこか遠くでトランペット吹く人をるらし川ぞ暮れゆく
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うすべに
立ち止まりどこから来たのと問いかける 竹の小径に真っ赤な一葉
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夕夏
だいえっとしてたねんぱいあいどるにこつそしょうしょうそしょうもんだい
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灰色猫
人間であったようです目の前の君もどうやらそうなのでしょう
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灰色猫
矢のように流星たちが突き刺さる気持ちいいとはこういうことか
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灰色猫
流星に混じってみたりしませんかぼくとあなたでひかりませんか
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うすべに
陽がさせば燃えるもみじのこもれびの うっすらべにに白菊そめる
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滝川昌之
まだ秋の緑葉ちりばめ抗えど銀杏並木に届くは斜陽
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虹岡思惟造
捨て置きのミイラと紛ふサボテンにカルメンのごと花咲きにけり
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び わ
落ち葉散る朝日をあびて赤黄色裸の木々は来る年を待つ
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詠み人知らず
ぬばたまの果てなし宙の横たふを月は何処と待ちつ眺むる
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うすべに
吹くたびに林の空をひろくする 落ち葉の雨に陽ざしあかるく
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恣翁
対岸の楓 盛りを過ぎぬらし 霜枯れし葉の落ち初めぬれば
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詠み人知らず
冬匂ふ雨の途切れて薄日差すいざ行かむとて舞へる雪虫
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うすべに
しらさぎの翼ぼんやり 灰色のつめたい雨に燃えあがる紅
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滝川昌之
せり出して川面に影を映しては紅葉筏を見送る楓
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へし切
霜月の雨は雪へと変わるよな 寒さ堪える休日の午後
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