うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
曇天の黒洞洞の闇のなか水仙の香のふはりただよふ
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inosann
たまにいて吾の希少な良きところ見つけ出してはご愛顧くださる
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inosann
体調を尋ねし上司の口先からひらひらと落ちる「大変ですね」と
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詠み人知らず
ぎしぎしと心の均衡欠いたとき歯噛みの癖が痛くかなしい
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詠み人知らず
寒卵むけば雪花石膏のはだへをみせてなまめかしくも
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日向猫
カウンター越し隠れてみせて笑う君今夜の夢はエルマーと冒険
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詠み人知らず
枯れるまでさし穂採らるるゼラニウム 思いはきっとカズオ・イシグロ
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詠み人知らず
葉隠れのレンテン・ローズ顕わにし西日にはにかむ真白のつぼみ
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詠み人知らず
リストラの噂広がる職場にて去年の落ち葉を黙々と掃く
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五穀米
ライバルとマスター二人いればよし芸術修業にお金は要らぬ
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五穀米
贈答のお菓子を選別するときに地域性など加味してよきか
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五穀米
ＣＭの売り物にして芸術で作りしひと等の名は伏せられて
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からしニコフ
憶えなきこと棘棘と言わるればあはれなりやと思ふしかなし
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詠伝
用命に席を外せばくるりくる事務用椅子にジルバ踊らせ
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inosann
毎日が数に追われし営業の宿命に生きる 定年までと
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ふきのとう
背を押す春の光に大手をふり顔をあげれば力のたぎる
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ふきのとう
悔しくて寝つけぬ夜は月を見て今日の出来ごと忘却とせん
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蕪西君
箱根に陽 富士に沈みし 月の間 朝通勤時の 大いなる景
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夢士
シルバーの席を譲られ安堵する我が歳数え我に鞭打つ
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夢士
帰宅の途車窓に写るわが顔は昼の疲れかよる年なみか
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