うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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もぢずり
泰平の世に仰向けに佇つ我を垂直に撃つ問ひの雫は
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もぢずり
金色に天地貫く忽然のあまたの直線竹林浄土
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みなま
なにものか抗えぬものにひとつずつ愛するものが持ち去られ逝く
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みなま
廢車しかないとあきらめ手放したアルファと市營駐車場で遭ふ
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もぢずり
清浄の身体は燃えぬ翌日に骨温かく抱かれて行く
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もぢずり
汝が心折れにし決意降りにし空の彼方に叫ぶ吾れかも
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ppm
神は無く仏もおらぬ世の中は自ら強く心して生く
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みなま
今はまだあなた自身を癒す時そういう女性の声にまどろむ
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みなま
介護施設勧める吾が己にはグリーフケアを躊躇う矛盾
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みなま
支え亡き雲南百薬幾筋も互いに絡まりうち倒れおり
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みなま
あさがおに支えとされて巻き付かれ気の毒なこと無花果の苗
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みなま
掴むもの縋り付くもの求めつつパッションフルーツ弦を延ばしつ
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もぢずり
誰が夢の破れざらんや野を行けばゆらめく星らいや高にして
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もぢずり
連なれる命賜はる哀しさよブロークンハート葉陰に伏すまで
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もぢずり
マイボーイ全速力で漕ぎ出して母の心は追いかけてゆく
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もぢずり
おめでとう三十六の誕生日みんな一緒に随いてゆくから
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もぢずり
けふのため小さき恵み降らしめよ雪のひとひら小鳥の「ちゅるり」
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詠み人知らず
限り無き水平の尊厳満ち干が諭す遺恨消し去る海
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みなま
胸の内 文字に記して眺めろと遠くに在りて教授するひと
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みなま
永年の友人のごと 感情に素直になれと ロスは吾に説く
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