うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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夕夏
あめふりてくうきぬるめばそうしゅんのつちのかおりにうめのかいかも
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詠み人知らず
鯨落 大き海ふかき水底に 横たふ骸からは育むがため
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うすべに
鉛色 雲はつれなく低くても涙をためて香りふかめる
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滝川昌之
街の色すべて消さんと迫りくる パレットの白 低き雪雲
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虹岡思惟造
冬枯れの樹々が連なる参道に隠れるように咲く寒桜
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び わ
梅の木が美しき花散りばめて春は近しと呼びかけており
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夕夏
せんていのさぎょうをすればなにごととびたきやからすまとわりつきぬ
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うすべに
たよりない冬の陽ざしの色あつめ 寒さにひかる実のあたたかさ
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滝川昌之
のど飴を分けてあげようまだ淡き産声あげる春告げ鳥に
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恵
降る雪に枝を擡げし蝋梅の声を聴きおり春はすぐそこ
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虹岡思惟造
早梅の蕾紅差す日の光明日にも数輪開花するらむ
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ながさき
赤と白 サボテンの花 二年ぶり にぎやかに咲く かれこれ三月
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ＫＥＮ
信夫路の その里山の ひとかどの 日向と睦む 唐梅の艷
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しきしま
天つ神枯るる景色を見かねてやけふ初雪を添へにけるかな
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詠み人知らず
ありあけを 汀にうつす池水に 薄冰はり凍風のふく
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び わ
お日様が光り輝き爽快に布団も揃い陽を浴びており
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詠み人知らず
翠芽の先はわづかに土擡げ天道仰ぎて土用に御座す
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うすべに
青空に香りをながす蝋細工 すきとおる黄はかなしみの色に
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滝川昌之
冬の底ついに着いたぞこの先は昇るだけさと見上ぐ梅が枝
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詠み人知らず
空寒み 打ち鳴らす手の冷えぬれば 禦前に屆く音の鈍けれ
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