うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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山桃
夕影に咲く薔薇雲の悲しさを底ひの蒼が歌うかな
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山桃
風うけて揺れる若芽の背な支えどこまでも青深き大空
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でくのぼう
雨後の森ひつそり咲きし座禪草なにを悟りて無垢のままなり
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悠々
シューマンの（予言の鳥）の啼き焉まぬしととしととと雨ふりやまぬ
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まるたまる
水滴を振り払い今花たちはマスゲーム開始のベルを待つ
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羽
三月のさむさサヨナラ桜咲く君をさそって散歩しようか
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やねうらねこ
失ひし世界を浅き夢に見る大太郎法師、ダイダラボッチ
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やねうらねこ
ひき裂きてゴミ散らかしし者はだれ 鴉カア子の横顔はクロ
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笑能子
先見えぬ帳の如き雨の中花佇みて頭を垂れる
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詠人不知
春宵に 桜緋燈す雨煙楼 酒壺人間も瑠璃杯の裏
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芳立
咲くときを選ばれぬ身のさくら花散るさまをだに雨は選らせよ
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螢子
二の丸に雪洞提灯しつらえて山は日に日に紅を増す
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螢子
因幡にも開花宣言でたるけふ雨は一日止むこともなく
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ほたる
開花する 夢見る蕾清めるか。浮世絵のごと細き雨降る。
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リンダ
ゆるやかな時間のなかで春雨に打たれ紫陽花あおく茂れる
7
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リンダ
結い髪をおろして帰る夕まぐれ雨の匂いに春を感じる
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リンダ
風うけて飛び出すカラス真似もせず雀は地面歩いて渡る
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トーヤ
今月の三分の二は雨だった去年の今頃しまったヒーター
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山桃
遠空に棚引く雲は幾重にも夕影とどめ暮れなんとせり
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トーヤ
降り続く冷たい雨を受け入れて目を奪われる菜の花の色
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