うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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芳立
行く末とおぼえたりしをこしかたにすぎの末なるおぼろ月夜か
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falcon
咲き初めし花にかよひてニコライの鐘も霞める春の坂道
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螢子
春浅し朧月夜に我が庭の辛夷は白く浮かび上がりぬ
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山桃
野にひらに土筆出づれば迷いたり地雷原ゆく心地こそすれ
11
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庭鳥
店先に並ぶタケノコ寒風も春の証を隠せはしない
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悠々
真鶴の夜の岬に立ちて見し海泡洗う晶子のみだれ髪
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虹雲
ほろにがきバッケに強き風の吹くみちのく恋し春に向かう日
7
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虹雲
青春を死にたくなかった人々の桜吹雪は青空で舞う
7
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虹雲
天空に溶岩吹きあぐ火の山を桜花越しに見る白昼夢
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悠々
泡の字は水が空気を包んでるならば地球も泡と知るべし
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卯月
泡状の宇宙の底で生きているぼくらはきっと海のいきもの
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芳立
そのときはあるべきところ知るといふ猫にまねびて桜の下に
8
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さる
遥かなる鶯の声きこえたり 今年はじめて春を告げぬる
7
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やねうらねこ
水切りの小石のやうにくぐりゆく桜並木に降る花の雨
7
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リンダ
雨あがり晴れ間が照らすアスファルト隙間をぬってたんぽぽが咲く
8
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やねうらねこ
胸おくでまたたく星のひかり消ゆ 夜風ふみしめ追ふ月のみち
9
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きりあ
（二度観たよ）きみの唇そう動く桜追いかけ縦横無尽
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トーヤ
雨上がり虹を見つけて走り出すもっと近くへもっと近くへ
8
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山桃
桜花咲き出すそぶりに明らんで夕べ淋しきこのなずな花
10
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トーヤ
寒風に立ち向かうよう咲いている薄桃の色徐々に増してく
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