うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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平 美盛
仰ぎ見る 富士の高嶺の 白雪は 夕陽を浴びて 朱に染まらん
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芳立
さくらさくらにほひわたれば鈍空も小糠雨をも花に染めなむ
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＊なび＊
この雨で花は散れども ねこの鼻指差しヘルパー「あ、ここに桜」
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まるたまる
にび色空の真下で行われるさくらさいたりさくらちったり
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愉快堂 空虚
去ねや雲かすむやくものただなかに空色みたし鄙の春の日
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紫苑
普賢象いまだ咲かざりいにしへの血は灌仏会近きを知りてむ
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トーヤ
三色のグラデーションが見えるころ始まり告げる私の時間
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藍鼠
うすべにの淡いまどろみうちけしてただやはらかにはるさめのふる
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浅草大将
にび色の空のかはらでさくら花誰かこぬかの雨に濡れつつ
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藍鼠
はなびらをうすくれなゐの雨として なみだのごとくはるさめのふる
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まき
「散るのなら咲かなきゃいい」と言われてもあなたはそっとつぼみを開く
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螢子
幾重にも花びらかさねるオトメツバキカメリアと言ふ名そのままに
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山桃
故郷の無きを淋しと思う日のよりどり緑春の山なみ
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悠々
さびれたる花園町の路地うらにむらさきドレスのおみな微笑む
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悠々
さくらさけどさくらさけどもかわるなきにびいろの空こぬか雨ふる
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薫智
雨音がオーケストラを奏でてる傘路面窓叩いて紡ぐ
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ころすけ
いちめんの蒲公英の黄はあたたかな絨毯のよう励まされおり
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詠み人知らず
目の前をむかではいつつとりにがしひそみつづけるいとおそろしき
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鈴桜
降り積もる桜の花に漏れ出るさやけき月を独り眺むる
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悠々
たわむれに揺らせば鳴きぬ猫やなぎひとりあそびのなんぞおかしき
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