うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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庭鳥
鎧戸の向こうにひしゃくバックには犬の吠え声停電の夜
5
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藍鼠
永訣を覚悟した日のうすべにの嵐のごときはなびらの雨
4
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やすむ
ゆっくりとすれ違ってくパトカーにうしろめたさを感じずに夜
1
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庭鳥
右左揺れてカヌーは川下のクロコダイルを追い越した朝
6
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螢子
イッチャンピーピチュピュピーと今朝の声ホゥーホケキョーと鳴く日待ちをり
6
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浅草大将
朝ぼらけいまあけそめし花川戸いで立つ春にかすみ渡りつ
13
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螢子
今朝開く山芍藥に春の雨露と殘りて陽にかがやけり
17
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浅草大将
散りゆくをなどて雪にや例ふべし春はまことの風花ぞ舞ふ
12
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恣翁
陽光が 昏き林に 射し込みて 照らす隅のみ 金粉が舞ふ
32
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恣翁
女子の 泪のやうな 花びらを 浮かべて碧き 水や流るる
22
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有為
剣太刀名をとどろきの不動にもはなてる水のゆるむ春かも
5
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浅草大将
音に聞く目をばみはるの滝ざくら風の流れに花しぶき散る
12
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恋花
ひらひらとさくら舞うはな舞うさくらひらひらと舞うひらひらと舞う
3
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山桃
薄き濃きみどり斑に薄べにの桜をおいて山ふくらみつ
8
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貝
「Ｂ型」と蔑むように人は言う Ｂ型だから褒め言葉と聞く
2
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芳立
まためぐる春とおもへば行くままに夢もあづくやさくらひらひら
6
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香魚子
空に向け垂直に咲くたんぽぽの愚直なひたむきさがほしい
6
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卯月
また冬に戻っておいで白鳥と天気予報の雪だるまたち
6
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詠み人知らず
空仰ぐわれを待ちしか山櫻ほろほろと散る毘沙門の森に
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悠々
くろき子はなになくならむかあかあとさくら散るさまさびしとぞ鳴く
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