うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
梅雨時の晴れ間くぐりて燕飛ぶ友はあろうか寂しかないか
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山桃
夜のうちに稲つるびしけん後朝の朝万緑の中の若稲
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日央
軒先にぽたりぽたりと伝い落つ雨だれの音に心響きて
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詠み人知らず
駆ける風立ち止まる風青嵐それぞれの里それぞれの風
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詠み人知らず
遥かなる天楠や青嵐緑愛でたる御胸にとどけ
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由良
泣きやんで笑った時の君だった雨上がりのまぶしい青が
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浅草大将
ひさかたの月のかつらの川舟も嵐やまでは出すべくもなし
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詠み人知らず
かはず鳴くただひたすらにかはず鳴く人の世よりも幸せだろう
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餅野ロン代
屋根が飛ぶ 電柱倒れる 窓バリーン 火事もすごいし 電話は鳴るし
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庭鳥
我もまた摘んでみせよとバジリコが葉っぱ広げるベランダの鉢
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庭鳥
雨浴びて誇らかにあるクレマチス花はなくとも貫禄を増し
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まるむん
駅改札突然の雨緩慢な我を走らすいやおうもなく
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ふきのとう
夫摘みしえんどうに紫の花ついておりそっと手のひらのせる
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由良
しとしとと雨降る音を横切って甘えたような猫の鳴き声
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浅草大将
水鳥のすばやくも立つ出雲川いづくもかはらで跡は濁さず
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浅草大将
ちはや振る神代も聞かめ五十鈴川流るる音に耳を澄ましつ
5
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音和丸
梅雨時に美空きれいに晴れわたり川の流れにひばり囀る
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ふきのとう
朝採りのえんどう紫の花ついておりそっと掌にのせる
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ゆびきゅ
雨粒が花びらのスロープをすべり まろやかな線のダンスを踊る
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芳立
武蔵路は雨にうつろふぬばたまの夢路をゆけば咲けるむらさき
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