うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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由良
コンクリで息苦しくなった地球はトトロの森に還りたくなる
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粕春大君
見はるかす青田に風の吹き来れば青海波とぞ聞こえたまひき
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粕春大君
望月を木の間にみれば鵺子鳥うら鳴く夜ぞ更けにけるかも
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聴雨
夕されば蜩いよよ侘びなきぬゆく七月に我が身重ねて
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ふきのとう
べつたりとまとはるやうな暑さには閉口しつつ葉月迎へる
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対空
サテライトの飛跡たとへば絶望を買へる高校生の頭上
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舞
木漏れ陽の水の清がしさ さらさらに手の平さらし奥入瀬をいく
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芳立
むらさめの残りの露にかへりふる蝉の時雨のこぬかなるなり
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詠み人知らず
池の辺の松のしたへにたちまちの夏を告げこせ山ほととぎす
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たんぽぽすずめ。
あかしろの花散り混じり恋実る百日紅さへ離れて立ちぬ
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詠み人知らず
うつしおく色は木の葉に白露に宿る朝はかかやかしけれ
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詠み人知らず
ラクダがね、ぐったりしている。砂漠のね、夢見てるかな。夏動物園。
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たんぽぽすずめ。
一兆年経てば地球も魂になるから要らぬ原子爆弾
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対空
東京の黒きに溶けし鳥に見ゆ午前二時ハッブルの眸の虹
6
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虹雲
青空へ葉をひるがえしプラタナス木々にもありや蒼き青春
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澤木淳枝
紫陽花は 雨にその色 移ろひて 人は人にて 移ろふなりや
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芳立
百千さく花火を遠みわが宿に祭りをたまへ夜半の歳星
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京
ＣＤのジャケットを空いちめんに貼り付けた夜すこしやぶれて
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やねうらねこ
参道のささゆりかうべ垂れてをり夢見るやうに雨のひと日を
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螢子
暑さゆえ花の命は短くて水揚げ水替え居場所さがして
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