うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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浅草大将
夏と秋ゆき交ふ今朝の空みれば雲のしら嶺になびく横雲
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芳立
秋たつと朝にかましく鳴くなれどまだ続きなくつくつく法師
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詠み人知らず
いち、にい、と歳重ねたるこの生で、いく度迎ふや蝉終わる頃。
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まるたまる
空を向き一輪の薔薇すっくと立ちて雑草の庭に朱色を添える
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まるたまる
風に揺れ木々の葉光る寝転んで逆さまに見ても美しい空
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舞
見る人も時も選ばずその場所で精一杯に咲いて散る花
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詠み人知らず
苦しくてからだがぜんぶ苦しくて神様どうか楽にしてたもれ
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詠み人知らず
雲ははや秋の気配を従えて気づかぬ民を見下ろしている
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たんぽぽすずめ。
屋根がミシ、ベランダがミシ、窓でミシ、真横にてミシ、誰？、夜３時
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螢子
これほどの猛暑の中も名も知らぬ草草たちは緑に茂る
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椿
いくらでもさかのぼりゆく時を経てきんぎょというおさな馴染み
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虹雲
武蔵野の雑木林は苔むして木漏れ日ちろろ風婆さすろう
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ゆびきゅ
おぼろ月 古代の鏡のように鈍く 夜空に気まずい顔で浮かぶ
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澤木淳枝
殘月は きっと月読命が 天照思い 守る姿
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トーヤ
太陽をしっかり受けるこの部屋で開けっ放して一日過ごす
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庭鳥
黄緑の羽根ある客が全開の窓をくぐってこんばんはする
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庭鳥
夜更かしの蝉がデュエット全開の窓は夜中に障子を閉める
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庭鳥
よく伸びたゴーヤを見上げ育たない短い果実数えてみたが
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浅草大将
消え残る夕陽の空に散る華のあとに棚引く黒けぶりかも
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浅草大将
なま胡瓜かじれば舌に青くさし夏の名残りの花火観る夜
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